【まどみちお 詩】ぞうさんもやぎさんゆうびんも!名作揃いの最後の本物の詩人!

情報

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まどみちおさんをご存知でしょうか。
戦後を代表する詩人だと言われていた、まどみちおさん。
2014年2月28日、老衰のため、お亡くなりになりました。
104歳でした。
まどみちおさんの詩は、心にささるものがあり、けれど温かく、
素晴らしいな、と感じる作品ばかりです。
そんなまどみちおさんの大好きな詩をご紹介したいと思います。

まどみちおさん「消しゴム」

20140301003出典:http://www.amazon.co.jp

自分が 書きちがえたのでもないが いそいそと けす
自分が書いた ウソでもないが いそいそと けす

自分がよごした よごれでもないが いそいそと けす
そして けすたびにけっきょく
自分がちびていってきえて なくなってしまう

いそいそと いそいそと 正しいと 思ったことだけを
ほんとうと 思ったことだけを美しいと 思ったことだけを
自分のかわりのように のこしておいて

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まどみちおさんの詩の中で、とても好きなもののひとつです。
この詩を初めて目にした時、とても考えさせられました。

人のために一生懸命したことは、決して主張せず、
さりげなく、さりげなく、そっとやり過ごしていきましょう、
私には、そんな風に聞こえてきました。

人の失敗を許してあげましょう、受け入れてあげましょう、
いつも相手の立場になって考えましょう・・・
教えがたくさん詰まっている詩だと思います。

 

まどみちおさん「くまさん」

20140301002出典:http://www.amazon.co.jp

はるがきて めがさめて
くまさん ぼんやり かんがえた
さいているのは たんぽぽだが
ええと ぼくは だれだっけ

だれだっけ

はるがきて めがさめて
くまさん ぼんやり かわにきた
みずにうつった いいかおみて
そうだ ぼくは くまだった
よかったな

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とてもかわいらしい詩です。
が、この詩でまどみちおさんは、何が言いたかったのか、何を伝えたかったのか、
すぐにはわかりませんでした。

読み返していると、
だれだっけ、という2回目が印象深く響き、
自分がくまであったことを思い出し、誇り高く感じているような、
そんなくまの様子を思い浮かべました。

自分に自信をもつこと、自分に誇りをもつこと、
そして強く生きていくこと、
そんなメッセージを受け取ったような気がしました。

 

まどみちおさんプロフィール

20140301004
出典:http://plaza.rakuten.co.jp

本名:石田 道雄(いしだ みちお)
生年月日:1909年11月16日
死没:2014年2月28日(満104歳没)
出身地:東京都稲城市
出身校:台北工業学校土木科卒

20代から詩作りを始め、25歳で北原白秋に認められる
33歳の時に召集された。
戦後、約10年間、幼児の雑誌編集に携わり、後に詩作に専念した。
代表作は 「ぞうさん」 「やぎさん ゆうびん」 「一ねんせいになったら」 等多数
1994年に日本人で初めて 「国際アンデルセン賞 作家賞」 を受賞

 

まどみちおさんは、最後の本物の詩人と言われた方でした。
100歳を過ぎても意欲的に活動をされていたとのこと、頭が下がりますね。
たくさんの人の心に届いた詩は、これからも受け継がれていくでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。

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