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シングルのスーツとダブルのスーツが気になります。
シングルのスーツとダブルのスーツですが、男性は
どういう時に使い分けているのでしょうか。
一般的にダブルのスーツの方が格が高いイメージがあるようで、
式典や冠婚葬祭等はダブルのスーツで、という考えの方も
多くいるようです。
そんなシングルのスーツとダブルのスーツの違いに迫ります。
シングルとダブルのスーツ 2種類あるの?
そもそも、なぜシングルのスーツとダブルのスーツの2種類があるのでしょうか。
実は元々、ダブルのスーツは、シングルのスーツを改良したものだったようです。
風が服の中に入ってこないようにと考えられてのこと、いわゆる防寒用というわけです。
シングルのスーツは本人から見て、左が上前に来ています。
しかしその場合、右からの風を防ぐことができません。
ダブルのスーツが誕生した時代は、右も左もどちらも上前にすることができたため、
右側からの風を防ぐなら右を上前に、左側からの風を防ぐなら左を上前にしていたのだとか。
そうすることで防寒用としての役目を果たしていたというわけです。
ダブルのスーツが作られた理由は?
では、ダブルのスーツが作られた理由は何だったのでしょうか。
スーツは元々、軍服が変化し今の形になったとされています。
18世紀初頭、現在のドイツにあったプロイセン王国の皇帝フリードリヒ2世が、
船や馬に乗っている時に、シングルの軍服だと服の中に風が入り寒くなりやすいので、
風の向きによって、前合わせを変えられるダブルの軍服を作ったのが
始まりだと言われています。
ダブルのスーツの襟元にある穴。
ここには本来ボタンがあって、左右留められるような構造になっていました。
そうすることで、襟元にも風が入ってこない仕組みになっていたのです。
これは正に、防寒をしていたことの名残だと言えるのではないでしょうか。
シングルのスーツとダブルのスーツは、全くの別物だと思っていましたが、
改良したものだったとは驚きでした。
昔の軍服が変化したと知り、スーツに限らず、いろんな名残のあるものが
その他たくさんあるかもしれないなと感じました。
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